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日本とベルギーの関係

国際博覧会は、国際関係の強化、または新たな国際関係を構築する場です。2025年日本国際博覧会を機に、日本とベルギーの友好関係(日白関係とも省略)や両国間の貿易に改めて焦点が当てられます。

昔から友好関係を持っている日本とベルギーの間の主な出来事について紹介します。

過去へさかのぼりましょう

日本とベルギー

今でこそ、日本とベルギーの良好な関係は当たり前のように思われていますが、その起源は1866年に日本とベルギーの間で結ばれた修好通商航海条約にさかのぼります。

ベルギーが2025年大阪・関西万博に参加することは、両国の結びつきの強さを裏付けるもので、絆はさらに強まり、関係者にとって、両国の交流を深める絶好の機会になるでしょう。

  • 1866年:日・ベルギー修好通商航海条約が締結。
  • 1873年: 岩倉使節団(1871~1873年)がベルギー(他10ヶ国)を訪問し、機関や業界を研究。
  • 1896年:日本とベルギーが新たな通商協定を締結。
  • 1906~1914年:ベルギー・日本研究会が『日白研究會』を出版。
  • 1921年:皇太子殿下、ベルギーをご訪問。
  • 1962年:アルベール皇太子率いる第1回ベルギー経済使節団訪日。
  • 1962年:本田技研工業のアールスト工場設立は、日本の大企業によるヨーロッパへの初投資。以来、日本企業のベルギーへの投資は活発化。
  • 1964年:ボードゥアン国王とファビオラ王妃による日本国賓訪問。
  • 1970年:ベルギー、大阪万博に参加。
  • 1971年:天皇陛下のベルギー訪問。
  • 1993年:裕仁天皇、ボードゥアン国王の国葬に参列。
  • 1996年:アルベール国王、パオラ王妃、フィリップ皇太子殿下による日本国賓訪問。
  • 2005年:ベルギー、愛知万博に参加。
  • 2005年:フィリップ殿下率いるベルギー経済使節団来日。
  • 2012年:フィリップ殿下率いるベルギー経済使節団来日。
  • 2016年:日本・ベルギー友好150周年
  • 2016年フィリップ国王殿下、マチルド王妃殿下による日本国賓訪問。
  • 2022年:アストリッド王女殿下率いるベルギー経済使節団来日。BelExpoはこの経済使節団に参加。ミッション期間中、ルナート・スフローテン氏が公式参加契約調印式にて2025年国際博覧会参加協定に調印。

日本とベルギー

ご存じでしたか?

在ベルギー留邦人数は約5,000人。

在日ベルギー人数約800人。

19世紀末、ベルギーを参考にした刑罰制度が日本に導入。

日本人はベルギービールが気に入っています。毎年、日本のいくつかの都市で、ベルギービールウィークエンドが開催されています。過去13年間で、同イベントは140万人以上の来場者を迎えました。ベルギー館でも、ベルギービールを欠かすことはできません。

1872年に発行されたイギリスの作家、ウィーダ (Marie Louise de la Ramée)の小説『フランダースの犬』に、日本では大きな注目が集まっています。フランダース地方の少年ネロと愛犬パトラッシュの物語。同小説が大人気になり、複数の映画の制作や、アントワープ中心部の銅像、ホーボーケンの小さな銅像の制作につながりました。

日本には約80のベルギー企業がオフィスを構えており、主に化学、製薬、バイオテクノロジー、次いでICT、自動車、素材産業が進出しています。

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首都のブリュッセルにある小便小僧(マンネケンピス)と呼ばれる小さな像は、日本の人気デザート・チェーンの名前になり、ある有名なスマート・トイレ・メーカーは、この像が登場する短編広告シリーズを制作したほど日本で人気を集めています。

ベルギーへの日本からの投資が増加し続けています。日本は、ベルギーにおける非EUの外国直接投資家の中で第2位の規模を誇ります。ベルギーには約300の日本企業が支社を置き、3万人近くを直接雇用しています。ベルギーに進出している日系企業の約20%は自動車産業に従事しています。

日本語で歌ったこともあるアダモというベルギーの歌手、日本でも人気があります。現在でも、多くの日本のカラオケ店で『雪が降る(Tombe la neige』という60十年代の曲が歌われています。

ベルギーで開催されるエリザベート王妃国際音楽コンクールは、毎年日本でも大きな関心を呼んでいます。これまでに様々な部門で何人もの日本人受賞者がいました。

日本はベルギーの17位(アジア諸国では中国、インドに次いで3位)の顧客です。

日本への主な輸出品は化学品と医薬品で、日本は非EU市場としては米国に次いで第2位。次いで輸送機器と食品。

ベルギーはEUで第5位の対日輸出国です。

日本はベルギーにとって第9位のサプライヤーであり、アジアでは中国に次いで第2位です。

日本からの主な輸入品は、乗用車(50%)と機械類です。

ベルギーはEUで第4位の日本製品輸入国。

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アントワープの聖母マリア大聖堂は日本人観光客の間でも有名な観光スポットで、福岡市では結婚式場として大まかに再現され、日本人が大聖堂のレプリカで結婚式を挙げることができます。広島市や大阪市にもベルギーの教会をイメージした建物が建てられています。

姉妹都市はいくつかあります。よく知られているのは、姫路-シャルルロワ(1965年~)、金沢とゲント(1971年~)、小松とヴィルヴォールデ(1974年~)、伊丹とハッセルト(1985年~)、長久手とワーテルロー(1992年~)、羽生とデュルビュイ(1994年~)。

日本とベルギー

皇室とベルギー王室

ベルギー王室と日本の皇室との間には、1921年に皇太子殿下がご視察のためベルギーを訪問されて以来、友好的で深い関係が続いています。

その後、皇太子明仁親王と美智子妃(当時)もボードゥアン国王のもとに何度か滞在されました。アルベール国王とフィリップ国王はこの伝統を引き継ぎ、何度か国賓訪問を行いました。その一環として、2016年には、ベルギーと日本の友好関係樹立150周年を記念して、フィリップ国王とマチルド王妃が日本を公式訪問されました。

© Van Parys MediaSygmaCorbis

参加しましょう。

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