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202年大阪・関西万博について

2018年11月23日、大阪が2025年国際博覧会の開催地に決定されました。2025年日本国際博覧会(略称「大阪・関西万博」)は、2025年4月13日から2025年10月13日まで開催され、「いのち輝く未来社会のデザイン」というテーマを中心に展開されます。

基本情報

2025年大阪・関西万博

日本に万博がやってくるのは今回が初めてではありません。過去には1970年の大阪万博、1990年の愛知万博、そして2005年日本国際博覧会(愛知万博)が開催されました。

メインのテーマは、 「いのちを救う」、「いのちをつなぐ」、「いのちに力を与える」の3つのサブテーマに分かれています。ベルギー・パビリオンは「いのちを救う」のゾーンに位置するため、ベルギーはこのサブテーマに重点を置いて万博に参加します。

2025年大阪・関西万博

テーマ事業「シグネチャープロジェクト」

2025年日本国際博覧会協会は、参加国によって建設されるパビリオンのほかに、特定のテーマに沿って活動する「シグネチャープロジェクト」を提供します。これらのテーマは、協会が建設する8つのシグネチャーパビリオンに反映されます。

協会が設定した目的は、来場者に人生を探求し、創造性を体験する機会を提供することです。また、来場者が他者や地球のために大なり小なり努力することを奨励し、何よりも来場者を笑顔にするのが目的です。

発表されたシグネチャーパビリオンは、「いのちを響き合わせる」「いのちを知る」「いのちを育む」「いのちを守る」「いのちをつむぐ」「いのちを広げる」「いのちを高める」「いのちを磨く」「いのちを響き合わせる」の8つ。

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大阪・関西万博 オフィシャルテーマソング コブクロ「この地球の続きを」

コブクロより、ミャクミャク ダンスverも提供!

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2025年日本国際博覧会協会

目標

協会は、2025年大阪・関西万博で実現することとして、「最先端技術など世界の叡智を結集し、新しい発想を創造・発信」「国内外からの投資を拡大」「交流活性化によるイノベーションを創出」「地域経済の活性化や中小企業の活性化」「豊かな日本文化の発信」という5つの目標を掲げています。

大阪・関西万博のコンセプトは、世界80億人が、ただ展示を見るだけでなく、未来社会を共創する空間を創ること。つまり、万博が始まる前から、課題や解決策を共有するためのオンラインプラットフォームが立ち上がるのです。

2025年大阪万博は、先端技術など世界の知を結集し、新たな発想を生み出し、共有することで、社会が直面するグローバルな課題の解決に貢献する場であるべきです。

2025年大阪・関西万博の開催地も、同じ理由で綿密かつ慎重に選ばれました。協会に選ばれたのは、海と空を感じる夢洲という会場です。

同会場は、来場者が海と空を通して世界とつながることができるようにという考えが根底にあります。

そのため協会は、メインストリームをループ状にし、パビリオンと広場を合理的に配置することにしました。その配置は、多様性の中の統一性を象徴します。

2025年大阪・関西万博の参加国は約150カ国。NGOやNPOなどの国際機関や企業は25団体。

あらゆる形でスリリングなエンターテインメントを楽しめる博覧会と、社会システムや技術を展示・拡大する「People’s Living Lab(未来社会の実験場)」というコンセプトの両立を目指します。

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1970年大阪万博から55年・・・

2025年大阪・関西万博以前にも、日本では万博の歴史があります。

日本では、1970年と2005年の2回、博覧会国際事務局主催の万国博覧会が開催されています。
今回、大阪は2度目の開催地として選ばれました。大阪が初めて開催地となったのは1970年。2005年は愛知県で開催。

1970年大阪万博で建設された「太陽の塔」。
この塔はやがて1970年大阪万博のシンボルとなりました。
芸術家・岡本太郎の設計によるこの塔は、万博の中心、フェスティバルプラザに建っていました。
この建物は「大屋根」と呼ばれ、建築家・丹下健三の設計によるもの。

万博後、「太陽の塔」は残され、大阪府吹田市の「万博記念公園」に展示されています。

1970年以来、1992年と2023年の2度にわたり改修。
リニューアルのお披露目は2023年8月11日。
その2度目のリニューアルは、2025年大阪・関西万博を記念したもので、その準備の一環です。

また、同時期に万博記念公園には万博記念館が設置されました。
その記念館では、「太陽の塔」の新しい顔を引き立てるために、開催地の資料やユニフォームなどさまざまなものが展示されました。

 

©Takato Marui

 

ベルギーは万博で3度目の来日となります。ベルギーは1970年にも自国のパビリオンを出展していました。

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大阪万博のベルギー館は大成功を収めました。

レンガ色の瓦で覆われた大きな切妻屋根と、緩やかな曲線を描く白い壁が特徴的なこの建物は、ベルギーの教会やカントリーハウスを現代風に解釈したもので、美しい庭園に囲まれていました。ベルギーと日本の建築の長所を取り入れた建物は、ベルギーから輸入した22万枚の瓦で覆われた大屋根。わずかに湾曲した曲面は、間仕切りや壁面、展示パネルなど館内のいたるところで効果的に使われていました。

会場を囲む色とりどりの花や石が敷き詰められた庭園は、狭い国土の中で大規模な開発が行われたベルギーの伝統的な農村風景を象徴するとともに、平和を愛するベルギーの人々の生活を想起させました。内装は中世の古刹を思わせる穏やかな雰囲気。絨毯、家具、什器、照明器具はすべてベルギー製。展示会場の見学が終わると、来場者は別棟のレストランに案内されました。レストランは、展示パビリオンの落ち着いた色調とは対照的なモダンで明るい建物で、そのコントラストが来場者にヨーロッパの古代文化を感じさせました。

展覧会は「現在」、「過去」、「過去と未来の間」、「未来」の4つのセクションに分かれていました。「現在」のセクションでは、幅5メートルのエントランスから、ベルギーの位置を示すアルミニウム製の世界地図と9つの州を示すブロンズ製の浮き彫り地図、ボードゥアン国王夫妻の肖像画、シンボル、印章、ベルギーの政治形態が展示されました。このセクションで特に注目すべきは、ベルギーの産業と人々の日々の活動を2台のプロジェクター、28枚のフィルム、14枚の円形スクリーンで映し出す90秒の無声映画と、レーザー光線による光の演出でした。

また、「割れないガラス」の滝、1,900樽のダイヤモンドや宝石が並ぶ「100万ドルの宝石展」、製紙産業、織物産業、化学産業、ベルギー発明の耐熱プラスチック像、鉄鋼・非鉄金属産業などの展示もありました。

大阪万博で輝きを放ったベルギー勢。2025年大阪・関西万博でも、皆様のご来場を心よりお待ちしております。

詳細はこちら

2025年大阪万博について、また大阪万博の組織や会場における日本の開発について詳しくお知りになりたい方は、2025年日本国際博覧会協会公式HPをご覧ください。