2025年6月5日から11日まで、ベルギーのアストリッド王女殿下とロレンツ王子殿下が公式訪問のため日本を訪れ、両国の長年にわたる友好関係を示しました。この訪問は、150年以上にわたるベルギーと日本の関係の深さを、エキスポ2025大阪の会場内外で際立たせるものでした。
訪問のハイライトは、王室ご夫妻が日本・関西で開催されたエキスポ2025大阪を訪れ、ベルギー館および日本館をご覧になったことです。ベルギー館では、コミッショナー・ジェネラルのピエター・デ・クレム氏やBelExpoチームのメンバーがアストリッド王女殿下とロレンツ王子殿下を歓迎しました。ご訪問により、エキスポのテーマ「Designing Future Society for Our Lives（私たちの生活のための未来社会のデザイン）」およびベルギーの国家サブテーマ「Human Regeneration（人間の再生）」に対するベルギーの革新的な貢献が注目されました。
6月9日には、ご夫妻はBelExpoとFeviaが主催する「ベルギー・フード＆ドリンクウィーク」に参加し、世界的に有名なベルギーの食文化を祝いました。この参加は、世界の農産食品業界におけるベルギーの技術力の外交的・経済的重要性を示すものであり、ベルギーの伝統と日本の品質・職人技への尊重との架け橋を象徴しました。
エキスポ訪問のほか、ご夫妻は長崎を訪れ、原爆資料館および平和公園にて敬意を表されました。また、エキスポ訪問前には、東京で日本の皇室からも温かく迎えられました。
ご夫妻の訪問は、外交上の節目であると同時に、エキスポ2025大阪のベルギー館にとっても国民的誇りの瞬間であり、平和・進歩・相互尊重という共有価値に基づく、ベルギーと日本の持続的なパートナーシップへの献身を改めて示すものとなりました。
